内見したら契約しないといけない?現役不動産営業マンおすすめの断り方

内見したら契約しないといけない?現役不動産営業マンおすすめの断り方

気になる物件が見つかったら内見をしましょう!
ただ、内見について不安に思うこともあるでしょう。
今までで、こんなご相談を受けました。

 

内見したい物件があるけど
内見したらすぐに契約になりますか?!

いくつか内見したいから
すぐには返答できない…
悪い空気にならないような
うまい断り方ってないですか?

 

内見は物件もそうですが、
営業スタッフとも初めて会うので
どんな人が来るかドキドキしますよね。

今回のお悩みを整理するとこんな感じです。

 

内見したいが…
「内見したら契約しないといけないか?」
「すぐに返答できないので、うまい断り方が知りたい」
「契約しないと帰れない?!」

 

こちらのお悩みに対しての答えは
『断るときは「持ち帰って家族で検討します」と言えば良い』です。

早速説明していきます。

 

◆この記事を書いているのは…

■大阪府出身・東京都在住
■不動産売買(土地・建物)営業:約4年
■賃貸不動産営業・管理     :約7年
今までで500組以上の方々の

お部屋探しをお手伝いしてきました。
自分の部屋探しの経験も踏まえて解説!

 

内見したら契約しないといけない?

 

 『 なぜ内見をするのか? 』

う~、色々サイトで物件見てるけど

たくさんあって頭が混乱してきた…

そんなときは内見してみましょう!

 

『内見はハードルが高い』
『内見したら申込しないといけない』
とお考えの方もいらっしゃるかも知れません。

そんなことありません!

たしかに営業マンの立場から言いますと
見学のアポが取れたら
その日に申込してもらうために
色々と考えたりします。

でも実際は、申し込み頂くこともあれば
仕切りなおす場合もあります。

 

仕切りなおしとは一体どういうことでしょうか。
仕切り直しとは、新たな希望が出るということです。

探し始めの最初の希望条件のまま
継続して部屋探しを続ける方はまれです。

ほとんどの方が途中で希望条件を
変更されます。

 

内見前と内見後の希望条件の変化

 

こんなことは、よくあります。

実物を見るということは重要なことです。

見学はできるのであれば
積極的にした方が良いです。

また、不動産屋さんにも良い悪いは必ずあります。

どの物件が良いかだけでなく、
その人の実際の生活を考えた上で
しっかりと提案してくれる人もいます。

逆に、あんまり良くないと思っているのに
ガンガン営業をかけてくる
相手の反応をうまく読み取れていない人もいます。

そういう所も見るようにしましょう!

 

 『 しつこい営業の断り方 』

でも断るってすごく勇気がいるからなぁ

そんなときは断る魔法の言葉があります!

 

何かを『断る』という行為は
勇気が必要なことであり、
どう相手に伝えて良いか分からないですよね。

ここでの断り方ですが、
きっぱりと「ここは嫌です!」と
言わなくても良いです。

断る際の魔法の言葉があるので
それを使いましょう!

 

【断る際の魔法の言葉】
『 持ち帰って家族と検討します 』

 

 

え!これだけ?!

そうです!これだけ!

これは厳密に言うと断っていません。

ただ、不動産屋さん側からすると
これを言われると何もできません。

ハッキリと断った場合、
なぜダメなのか不動産屋は聞いてきます。
ダメな所を言ってもらって
カウンタートークを行います。

 

例えばダメな所が
「部屋が思ってたよりも狭い」
という場合…

「これより広くなると家賃が上がる」
「突っ張り棒など使い方で変わる」
など言ってきます。

知識や経験豊富な不動産屋から言われると
「たしかにそうだな…」
という気になるかもしれません。

それで契約して実際に住んだら
「やっぱり狭い…」となるでしょう。

そういう営業トークを挟ませないように
「持ち帰って家族と検討します」と言いましょう。

 

この言葉は、
特に物件を否定しているわけでなく
かつ、持ち帰って検討すると言っているので
不動産屋はこれ以上何もできないのです。

あとは、家に帰って検討し
良ければ電話やメールで申し込みの連絡をします。
見送るのであれば、同じく電話やメールで
別の物件を紹介してほしい旨を伝えれば良いです。

 

 『 もっとしつこい営業の場合 』

今度から断りにくいときは

この言葉を使います!

ぜひ使って下さい!

ただこれでも引き下がらない
営業マンもいます!

え!!

 

『持ち帰って検討します』と言っても
まだガンガンくる営業マンもいるでしょう。

おそらく次の言葉は
『人気物件なので、すぐに返答しないと無くなります!』
でしょう。

その場合も『持ち帰って検討します』で良いです。
これは万能の言葉です。

もちろん気に入った物件だったら
その場で申し込みの意思表示をして下さい。

これでも引き下がらない場合は、
『いつまでに返答もらえますか?!』
言われると思います。

そうなったら適当な日時を言えば良いです。
そして後日、メールでも良いので
他の物件に決めましたと連絡すれば
その後は積極的に営業をかけてきません。

 

なんか可哀想だなと思われるかもしれませんが
これが現実ですし、営業スタッフの力量です。

お客様の反応が良いか悪いか
見分けられない営業マンに
大切なお部屋探しを任せない方が
良いに決まっています。

 

お部屋は押さえておけない

 

 『 申し込み順は絶対 』

『持ち帰って家族と検討します』で
考える時間ができるわね!

そうです!
もちろん良い物件で問題なければ
その場で申し込みしましょう!

 

内見後に即決できない場合は
先ほどの『持ち帰って家族と検討します』
で検討すればよいです。

ただ本当に良い物件で
考える必要が無いときは
すぐに申込手続きに入りましょう。

なぜなら!
『申し込み順が絶対』
だからです。

先に内見していたとしても
後に内見した他の人が先に申込したら
その方が優先となります。

 

申し込みの優先順位

 

申込の意思を伝えて、
その時点で先に申込している人がいなければ
優先順位が1番目の申込となります。

 『 部屋押さえはできる? 』

1日だけ…1日だけ待って下さい!

すいません…
心苦しいですが、
お部屋を押さえることはできません…

 

良い物件だけども、悩む…
そんな光景を何度も見てきました。

そして、高い確率で
「お部屋って押さえておけますか?」
と聞かれることが多いです。

ほとんどの物件が
お部屋押さえはできません。

 

知り合いの不動産屋さんからの紹介など
お部屋押さえできるケースもありますが、
基本的には「できない」と思って下さい。

ただ、聞くのは自由です。
念のため聞いておきましょう。

 

まとめ

まとめです。

内見して…
■検討の時間がほしい
 ⇒「持ち帰って家族と検討します」と伝える
■申込したい
 ⇒その場で申込したいと伝える
■断りたいが、面と向かって言えない
 ⇒「持ち帰って家族と検討します」と伝え、
  後日、電話かメールで別の物件紹介してほしいと伝える
以上です。
どんどん内見していきましょう!