内見チェックポイント【駅から物件まで編】

内見チェックポイント【駅から物件まで編】

気になった物件をネットで見つけた後に
その物件を内見したいと考える方も多いでしょう。
お部屋の内見に関して、こんなお悩みを良く聞きます。

 

今度お部屋を内見します。
初めての部屋探しのため、
見落としがちな
チェックポイントを事前に知りたいです。

契約した後に「ここを見ておけば良かった…」と後悔しないよう 内見のチェックポイントを教えてほしいです。

時間などの都合で、何度も内見はできないでしょう。
今回のお悩みを整理するとこんな感じです。

 

・住んだ後に「ここを見ておけば良かった..」と後悔したくない
・時間が無いので内見は一度で終わらせたい
⇒ 内見チェックポイントを知りたい

 

こちらのお悩みに対して、内見チェックポイントを
みなさんにお伝えします。

内見のチェックポイントは色々あるので
いくつかに分けて説明します。
今回は『駅から物件まで編』です。

 

◆この記事を書いているのは…

■大阪府出身・東京都在住
■不動産売買(土地・建物)営業:約4年
■賃貸不動産営業・管理     :約7年
今までで500組以上の方々の

お部屋探しをお手伝いしてきました。
自分の部屋探しの経験も踏まえて解説!

 

内見チェックポイント①:不動産屋任せではダメ?

 

 『 不動産屋任せではいけない 』

不動産屋さんが案内してくれるから
ポイント押さえる必要はないんじゃ・・?

うまく言いくるめられる可能性があるので
自分でもしっかり確認しましょう!

物件を内見する際、不動産屋が案内してくれます。
下記4パータンがあります。

 

【内見パターン】
①来店後、案内してもらう
②駅待ち合わせ後、案内してもらう
③VRなどで内見
④自分だけで内見

不動産屋さんは自分から積極的に

そのお部屋のデメリットを言いません。

なぜならお部屋を案内しても
成約に結びつかない限り
不動産屋にはお金が入ってこないからです。

「申し込みしてほしい」

と思っているので
言わなくても良いことは
聞かれない限りは言いません。

 

でも、駅から物件までの道のりに何があるかはどうしようもないんじゃ・・・?

そうですね!
ただ、話し方で印象が変わります

 

不動産屋さんはお客様の反応を見ています。

良い反応なら、それに乗っかります。
悪い反応なら、違う目線で良いことを伝えます。

例えば陽当たりがあまり良くないと言われた場合、
色々なことを言って、悪い印象を和らげます。

 

例えば陽当たりが悪いお部屋の場合…
陽当たりが悪いと言われた場合の切り返し①

 

陽当たりが悪いと言われた場合の切り返し②

 

あくまで例ですが、上記のようなことを言われます。

 

プロにこう言われると
「東京の物件は、こんなもんなんだな」
「他の人もこんな感じなんだな」
と思ってしまいます。

もちろん不動産屋さんが言っていることが
正しい可能性もあります。
ですが、正しくない可能性もあります。

ここで言う「正しい」「正しくない」は
その人にとって「住める」「住めない」の違いです。

 

人によって住める住めないの判断基準が違う
このように人によって判断基準は異なります。
判断基準を持つには見るべきポイントを知る必要があります。

内見チェックポイント②:駅から物件までの分数

 

 『 不動産屋のテクニック 』

駅から物件までの道のりを色々と
説明してくれるのはすごく助かります!

ありがとうございます!
でもこれに関しても注意が必要です!

 

駅から物件までの道のりに何があるかや、
徒歩分数は不動産屋さんの力で
変えることはもちろんできません。

ただ、話し方のテクニックはあります。

例えば、下記のような条件の物件だと
どんな印象を受けるでしょうか?

 

駅から物件までの印象

いかがでしょうか?

 

「駅周辺は店があって良いが住宅街へ入って10分かぁ」
「トータルで駅から物件まで15分はちょっとなぁ」
と思う方もいると思います。

特に女性は駅から物件までの道のりを
気にする方は多いでしょう。
こんな時、私であればこのように案内します。
【案内例】
①駅まわりはお店がたくさんあるので、ほぼ無言
②住宅街に入ったあたりからマシンガントーク
こうすることによって何が起こるかと言いますと
『お客様が会話に集中して、駅から遠いという感覚が薄れます』
元々、駅から徒歩15分表記なのはご存じのはずです。

 

その為、内見前は「少し遠いけど見学してみるか」
くらいの感覚だったのが、ギャップの効果もあり
「思ったよりも遠くない!」となります。

 

実際に暮らし始めたら
「あれ?こんなに遠かったっけ?」
と思うかも知れません。


不動産屋さんに案内してもらうだけでなく、

『自分一人で歩く』という想定で道のりも見るべきです。

 

 『 駅からの距離は自分で計る! 』

駅からの距離は自分で計ってみましょう!

でも徒歩分数って物件の資料に
書いてありますよね?

駅から物件までの徒歩分数は、
自分で計るのが一番です。
スマホのストップウォッチで
計ってみましょう!

 

資料の中に徒歩分数が書いてあります。
誰が歩いた徒歩分数なのでしょうか?

あの数字は不動産の広告表記上、
決まっている計算式で出されています。
『 80m=1分 』
この計算で出されています。

これを信頼して良いかと言うと
信頼しきってはだめです。

歩くスピードは人によって違いますし、
女性はヒールを履くことも多いでしょう。
やはり自分で計るのが一番です。

 

内見チェックポイント③:嫌悪施設の確認

 

 『 嫌悪施設も把握しておこう! 』

近くにお墓がある物件は遠慮したいな・・

嫌悪施設も自分で把握しておきましょう!

 

建物・施設には嫌悪施設というものもあります。
臭いや騒音、心理的に敬遠される施設です。

例えばこんなものがあります。

 

【嫌悪施設】
下水処理場、刑務所、ごみ処理場、パチンコ店、
飛行場、
ガソリンスタンド、墓地、風俗店 など

 

駅から物件の間にあれば、
通れば分かるものだと思います。

ただ普段通らない道にあった場合は
分からないかも知れません。

住んだ後に気づいて後悔しないように
事前に地図を見て把握しておきましょう。

 

内見チェックポイント④:近くのお店を確認

 

 『 近くにあったら嬉しいお店 』

近くにあったら良いお店ってなんだろ?

人による部分もありますが
みなさん共通するお店はあります!

 

コンビニが1階に入っている物件は、
便利で良い、と聞くこともあります。

ただ、そのような物件だと、
虫が発生しやすかったりします。

また、近くにお店がたくさんあると
便利ですが、お店の種類によっては
ガヤガヤと、うるさいかもしれません。

その中でも『これはあって良かった!』と
私が思ったお店を紹介します。

 

 『 近くにあって良かったお店①:スーパー・コンビニ 』

これは誰でも思い付きますよね。
やっぱり近くにあると助かります。

駅周りには、だいたいあります。
仕事終わりに寄ってから、家に帰れますが
休みの日に、わざわざ駅まで行くのは疲れます。

その為、物件の近くにあるのは良いです。

 

 『 近くにあって良かったお店②:ドラッグストア 』

一人暮らしを始めた際に、これは大変助かりました。
体調が悪い時にとても助かりました。

コンビニには薬が売っていなく、
病院も空いていない時間帯に、
ドラッグストアがあるのは有難いです。

実家では、救急箱がありましたが、
一人暮らしだと薬関係は、
事前に揃えないことが多いです。

 

 『 近くにあって良かったお店③:ホームセンター 』

そこまで大きいお店でなくても良いです。
生活用品を買う為ですね。

最近は布団屋さんも少なくなってきました。
布団を買う場所に困りましたが、
そんな時に、ホームセンターは役立ちます。

また、物干し竿を買うのにも役立ちました。

 

まとめ

まとめるとこちらになります。

【気を付けるポイント】
◇不動産屋さんの言葉に惑わされない
【見るべきポイント】
◇駅から物件までの距離は自分で測る
◇嫌悪施設も確認する

見るところはたくさんありますが、
事前に準備すれば必ず良い物件と出会えます!

他にも物件まわりの内見チェックポイントを
書いている記事があるので
下記よりご覧ください!