【間取り図の見方】知っておくべきポイントを解説

【間取り図の見方】知っておくべきポイントを解説

お部屋探しをする上で、間取り図で
だいたいのイメージを掴むことは重要です。
間取り図に関して、こんなお悩みをよく聞きます。

 

引越しを検討しています。
今持っている家具がお部屋に入るか
確認したいですが間取り図を見ても分かりません。

お部屋の広さが8帖と書いてありますが、
これには バルコニーや柱も含まれるんですか?

今回のお悩みを整理するとこんな感じです。

 

・変な間取りに住みたくない
・何度も内見できないので間取り図で、ある程度絞りたい
・自分の希望に合った間取りか確認したい
⇒ 間取り図の見方を知りたい

 

こんなお悩みに対して、間取り図の見方を
みなさんにお伝えしていきます。

 

◆この記事を書いているのは…

■大阪府出身・東京都在住
■不動産売買(土地・建物)営業:約4年
■賃貸不動産営業・管理     :約7年
今までで500組以上の方々の

お部屋探しをお手伝いしてきました。
自分の部屋探しの経験も踏まえて解説!

 

間取り図の見方を知らないと…

 

 『 思ってたのと違った・・とならないように! 』

間取り図を見るのって

そんなに難しいかな?

難しいです!

実際の生活を考えて見ないと

入居して「思ってたのと違った・・」

となっていまいます!

 

間取りを見るのが、好きな方も多いですよね。
皆さんは、どの部分を重点的に見ますか?

いざ、お部屋探しをしようと思って、
不動産屋に行くと、
色々なお部屋の図面を、
出してくれると思います。

「バストレイ別だから良い!」
「お部屋8帖もあるんだ!」

その部分だけを見て、お部屋を決めてしまうと、
実際住んだときと、ギャップが生まれます。

そういうことがないように、
ポイントをおさえましょう!

 

『 私の後悔 』

私も一番最初の部屋探しのときは
何も分からず焦って決めたので
後悔しました

そうなんですか?!

私が初めて部屋探しをしたのは、
大学卒業間近の2月でした。

東京に来て部屋探しをしました。

まったく知識もなく、
とりあえず駅前の不動産屋さんに突撃して、
物件を紹介してもらいました。

そのときは、初めての慣れない土地で、
まったく経験のないことをしているので
不安な気持ちが大きかったですね。

そこで、不動産屋さんを信頼するしかないので、
言葉は悪いですが、言いなりになるしかありませんでした。

最初は陽当たりゼロ、風通しゼロの、
ゼロゼロ物件に住みました。

住んでから少しして、
カビに悩まされるようになりました。

『1階・陽当たりゼロ・風通しゼロ』

この3連コンボだと、今であれば、
「カビ生えそうだな」と思います。

でも当時は、そんな知識もなかったので、
住んでから後悔しました。
もちろん、その分家賃は安かったですが…

間取り図や募集図面で、
あらかじめ分かることもあるので、
知識として、見方をしっておきましょう!

 

間取り図の見方

 

 『 間取り図の見方①:玄関 』

間取り図の見方(玄関)

 

上の図の赤枠が玄関部分です。

ここで見るべきポイントは
居室に向かう導線ですね。

この間取り図を見ると、
外から扉を開けて玄関に入り、
左に曲がると居室ですね。これは良い導線です。

なぜなら、訪問者(宅配便の方など)が、

来た時に玄関を開けても居室が見えないからです。

 

間取り図の見方(玄関)②

居室まで直線だと、宅配便の方などに、お部屋の中を見られてしまいます。
女性は特に気にされる部分ではないでしょうか。

もう一つ気になる部分は、靴箱が無いことですね。

 

 

 『 間取り図の見方②:バストイレ 』

間取り図の見方(バストイレ)

次はバス・トイレを見てみましょう。
こちらのお部屋は、バストイレ別ですね。

バストイレ別と3点ユニットバスでは、
それぞれ特徴があります。

 

 

実際の生活を考えた上で、
気になるところが2点あります。

まず1点目が『洗面台が浴室についている』点です。

独立洗面台とそうでない物件とでは、
お家賃が変わってきます。

このような間取りは多いので、
お家賃との相談ですね。

 

2点目が『脱衣所が無いこと』です。

廊下から直接、浴室になっているので、
体を拭くのが浴室の中になります。

また、バスタオルなどを置くスペースもありません。

その為、実生活でバスタオルやバス用品を
どこにどうやって置くかを考えないといけません。

 

 『 間取り図の見方③:キッチン 』

間取り図の見方(キッチン)

続いては、キッチンです。

こちらの間取りは、
キッチンが居室内にあるのがやっかいですね。

居室にキッチンがある場合、
最も気になるのは臭いです。

実際に料理をしている所を想像してみてください。

居室内で炒め物とか料理すると、
布団や服に臭いがつきますね。

たまねぎを切っただけで、
服に臭いが付くこともあります。
※実体験

 

 『 間取り図の見方④:洗濯機置場 』

間取り図の見方(洗濯機置場)

次は、洗濯機置場です。

こちらの間取りではバルコニーに、
洗濯機置場がありますね。

外に洗濯機を置くと、
雨風にさらされる可能性があるので、
壊れやすいかも知れませんね。

ただ、洗濯が終わったらすぐに、
外に干せますね。

 

 『 間取り図の見方⑤:居室 』

間取り図の見方(居室)

最後は居室部分です。

居室は、7帖と書いてありますね。
7帖と聞いて、広いなと思った方も
多いのではないでしょうか。

ただ、数字に騙されず
実際に使える部分で見た方が良いです。

こちらのお部屋は、ワンルームというタイプです。

玄関から居室まで、区切りの扉が無いのでワンルームです。
ここに扉があると、1Kですね。

この7帖が、どこからどこまで計測したものなのか。
これを確認した方が良いです。

よくあるのは、スリッパが置いてある部分も含めて、
7帖というお部屋ですね。

 

また、デッドスペースがいくつかあります。

例えば収納の前は、
扉の開け閉めをするので、何も置けません。

バルコニーの前にも当然、物を置けません。

また、キッチンが居室内にあるので、
冷蔵庫も居室内に置かなければならないです。

冷蔵庫は電源が必要ですから、
置く場所は決まってきます。

色々考えていくと、
ベッドを置く場所は、
右上の部分になりますね。

実際の生活を想像して、
間取りを見るようにしましょう!