【一人暮らしと1階】メリットとデメリットは?

お部屋探しの条件の中に、1階かどうかと言う点を
気にされている方もいらっしゃいます。
こんな質問をいただいています。

 

1階は防犯上良くないって聞くけど
実際どうなの?!

1階は上の階と比べて家賃が安い!
でも安い理由ってありますよね?

気に入ったお部屋が1階だった場合、
やっぱり防犯上のことが気になりますよね。
今回のお悩みをまとめるとこんな感じです。

 

・1階に住んで後悔したくない
・家賃が安いのは何かあるか知りたい
・逆に1階の良い点を知りたい
⇒ 1階のお部屋のメリット・デメリットを知りたい

 

こちらのお悩みに対しての回答は、
『1階にはデメリットだけでなくメリットもある』
です。

早速説明していきます。

 

◆この記事を書いているのは…

■大阪府出身・東京都在住
■不動産売買(土地・建物)営業:約4年
■賃貸不動産営業・管理     :約7年
今までで500組以上の方々の

お部屋探しをお手伝いしてきました。
自分の部屋探しの経験も踏まえて解説!

【一人暮らしと1階】1階のメリット

何となく1階は避けたいわ・・

ではまずはメリットから説明しましょう!

 

 『 メリット①:家賃が安い 』

何といっても最大のメリットは
家賃が安いということです!

確かに家賃は大きいメリットね・・

1階のメリットは
何といっても『家賃が安いこと』です。

賃貸に限らず、物件の価格で
「68,900円~75,800円」という表記を
ご覧になったことがあると思います。

だいたいこの下限の金額
この例で言うと68,900円のお部屋は
1階のお部屋です。

同じ建物でも、お部屋によって家賃が違うのは
お部屋ごとにスペックが異なるからです。

スペックとは以下です。

【家賃に関わるお部屋のスペック】
●階数
●間取り・広さ
●向き
●お部屋の位置(角部屋など)
この中でも強く家賃を変えるのが
『階数』の部分です。

 

やっぱり1階は何かあるから
安いんですよね・・?

必ずしも過去に何かあったわけでは
ありません!

1階のお部屋で過去に何かあったから
安いんではないのかと思う方もいらっしゃいます。

ただ、必ずしも何かあったわけではありません。
どちらかと言うと、何も無い方が多いと思います。

この1階は安くなると言う理由は
単純に需要の問題です。

過去に何か問題が無くても
もしかしたら何か起こるのではないかと
思う方が多いです。

また、私も普段お部屋を紹介していて
ほとんどの女性の方が
お部屋探しの条件として
2階以上とおっしゃいます。

このように需要が上階よりも少ないので
必然的に1階は安くなります。

1階と2階以上はどう違うのか

 

 『 メリット②:すぐ外に出られる 』

 

すぐに外に出られるというのも
メリットの1つです!

それってメリットなの?!

すぐに外に出られるというのも
メリットの1つです。

「そんなことがメリットになるの?」
と思われる方もいるでしょう。

少し前までは、最上階が
人気ではありました。

ただ最近になって
「最上階よりも下の階が良い」
という方が多くなっています。

実際にそのように仰ったお客様に伺った所、
「すぐに外に出れるから」というお答えでした。

これは最近、地震が多いことが理由です。

地震が起こると、基本的には
エレベータは止まります。
これは故障ではなく、
地震があったら停止するのが正常です。

そういった場合、非常階段で
出入りしなければなりません。

また、大きな地震が起こったときに
すぐに外に出られる方が良い
とお考えの方も多くなっています。

30年以内に70%の確率で
大きな地震が起こると言われていますので
そういった場合はメリットになり得ます。

 

 

【一人暮らしと1階】1階のデメリット

 

なるほど・・
確かに1階にもメリットもあるわね

次はデメリットを説明しますね!

 

 『 デメリット①:防犯面 』

一番のデメリットは
やはり防犯面がどうかという点ですね

たしかに一番気になるわ・・

1階のお部屋で最も気になることは『防犯面』でしょう。
女性は特に気にされるのではないでしょうか。

これに関しては、何とも言えない部分があります。
ただ上の階よりも1~2階の方が侵入しやすい
ということはあるのかもしれません。

ここで警視庁が出しているデータがありましたのでご紹介します。

そのデータとは住宅形態別の
窃盗などの発生件数のデータです。

早速こちらをご覧ください。

 

犯罪の住宅発生認知件数
出典:「平成30年の刑法犯に関する統計資料」(警視庁)(https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/jousei.html)

こちらは住宅での「空き巣」「忍び込み」「居空き」の
住宅形態別の発生件数です。
※居空き:入居者が在宅中に忍び込むこと

年々、このような犯罪は減ってきているようですが
まだまだ多いですね。

ここで比較して頂きたいのが
「4階建て以上共同住宅」と
「3階建て以下共同住宅」の件数の差です。

 

【H30の空き巣・忍び込み・居空き比較】
4階建て以上共同住宅 空き巣:1,912件 忍び込み:291件 居空き:101件
3階建て以下共同住宅 空き巣:5,739件 忍び込み:739件 居空き:217件

やはりどの項目も「3階建て以下共同住宅」の方が多いです。

しかも「4階建て以上共同住宅」の件数は
建物が4階以上というだけであって、
1~3階で起こっている可能性もあります。
ただ、必ずしも1階で起こっているわけでもありません。

また、その侵入経路も見てみましょう。
こちらです。

 

空き巣の侵入経路
出典:「平成30年の刑法犯に関する統計資料」(警察庁)(https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/jousei.html)

こちらをご覧いただくと、空き巣被害の場合の
侵入経路がわかります。

画像が見えづらいかも知れませんが、
H30の空き巣の侵入経路は以下です。

【H30の空き巣の侵入経路】
4階建て以上共同住宅 表出入口:940件      窓:   737件
3階建て以下共同住宅 表出入口:1,830件 窓:3,332件

 

「4階建て以上共同住宅」は窓からの侵入よりも
表出入り口からの侵入の方が多いです。

逆に「3階建て以下共同住宅」は
表出入り口からの侵入よりも
窓からの侵入が多く、その差は3倍です。

以上からもやはり
上階よりも階数が低い方が
窓から侵入される可能性は高いと言えます。

 

 『 デメリット②:人の目が気になる 』

2つ目は『人の目』という点です

人の目・・?

先ほどの防犯面に通ずるところがありますが
『人の目が気になる』という点もデメリットです。

どういうことかと言いますと
1階ということは建物の前の道と
同じ高さだということです。

つまり、自分のバルコニーの前が
「誰でも通れる道」であった場合、
外から中が見えてしまいます。

1階の場合、人の目が気になる

天気の良い日にカーテンを開けて
陽を取り込もうとすると
全く知らない通行人がお部屋の中を
覗けるという事態になりますね。

それが嫌であれば
ずっとカーテンを閉めたままにしなければなりません。

 

 『 デメリット③:湿気 』

3つ目は『湿気』です

カビが生えたりすると
体調にも良くないわ

建物の1階は地面に近くなり、
どうしても水気が上階よりも
多くなってしまいます。

また、デメリット②で挙げた
人の目が気になるということにより、
ずっとカーテンを閉めたままにすると
十分に換気ができません。

そうなると湿気が多くなり、
最悪の場合、カビが発生します。

 

実は私も昔、
1階に住んでいたことがあります

どうでしたか?!

私が以前住んでいた1階のお部屋はバルコニーが無く
かつ、窓の前が隣の建物の廊下だった為
ずっとカーテンを閉めていました。

お部屋は特にカビは生えていませんでしたが
寒くなってきたある日、コートをそろそろ出そうかなと思い
取り出した所、コートにカビが生えていました。

私も当時、初めての一人暮らしだった為、
どうしていいか分からず、色々調べた結果
「空気清浄機」を購入しました。

その後、特にカビは生えなくなりましたが
カビが生えないように
不在のときもずっと空気清浄機を付けていました。

 

色々な1階があります

 

 『 1階ではない1階 』

1階ではない1階・・?
なぞなぞみたいですね

分かりにくいので
説明しますね!

言葉にすると分かりにくいですが
1階ではない1階もあります。

簡単に言いますと
外からそのお部屋を見たときに
1.5~2階くらいの高さにあるお部屋のことです。

例えばマンションのエントランスへ外から入る際
階段を数段上がってエントランスに入るとします。

そのままエントランスを抜けて1階の自分の部屋に入ります。
そうなるとそのお部屋は外から見ると
エントランスに入る際に階段を数段上がった分、
外の道よりも上がっていることになります。

1階だけど1階ではないお部屋

その場合、先ほどデメリットで申し上げた
『人の目』が気にならず、換気もしっかりできることもありますね。

 

 『 バルコニー前の道がマンションの敷地の場合 』

前の道がマンションの敷地だったら
何か良いことがあるんですか?

この場合も人の目が気になりませんね

先ほどのデメリットで、バルコニーの前の道が
「誰でも通れる道」の場合、
『人の目が気になる』ということをお伝えしました。

ただ、バルコニーの前の道が
「誰でも通れない道」であれば話は別です。

お部屋によっては
バルコニー前が特定の人しか入れない道ということもあります。
※特定の人:管理人やマンション関係者など

その場合も『人の目』を気にすることも
『換気ができない』といったこともなくなります。

 

最終的に1階は良いのか悪いのか

 

なるほど・・
1階のメリット・デメリット理解しました

最終的には
『どの部分を重視するか』
で決めましょう!

1階が良いのか悪いのかということですが、
これは『どの部分を重視したいのか』
で決まると思います。

例えば譲れない条件がバストイレ別・駅徒歩5分で、
見つけた物件が予算オーバーだったとしましょう。

その物件に1階にも募集部屋があり、1階なら予算内だった場合
どちらを選びますか?

予算オーバーでも上階を選ぶのか
予算内の1階を選ぶのかは自由です。

お部屋探しは様々な条件から
譲れない条件を決めて
比較しながら選んでいくものです。

『どの部分を重視するか』
これを真っ先に決めていきましょう!

お部屋探しのコツに関してはこちらからどうぞ!