【一人暮らしと地震】エリアによる地震危険度について

【一人暮らしと地震】エリアによる地震危険度について

最近、地震が多くなってきています。
私も一人暮らしをしていますが、
とても不安な気持ちになります。
地震について、こんな質問をいただきました。

最近地震が多くて不安です。
大きな地震がくると言われていますが、
やっぱり東京って危険ですか?

今住んでいる物件は、周りが木造ばかり
このエリアは大丈夫でしょうか?

地震はどのタイミングで起こるか分からないし、
特に一人暮らしの方は不安だと思います。
今回のお悩みを整理すると、こんな感じです。

・初めての一人暮らしで、地震がこわい
・東京はどこに住んでも地震の危険度は同じ?
・危ないエリアに住みたくない
⇒ 地震の危険度が高いエリアを知りたい

こちらのお悩みに対して、

地震の地域危険度が高いエリア

をご紹介しています。

ぜひご参考になさって下さい!

◆この記事を書いているのは…

■大阪府出身・東京都在住
■不動産売買(土地・建物)営業:約4年
■賃貸不動産営業・管理     :約8年
今までで500組以上の方々の

お部屋探しをお手伝いしてきました。
入居対応(騒音など)も行っています。

自分の部屋探しの経験も踏まえて解説!

【一人暮らしと地震】そもそも地震を気にする?

 『 地震って気にするのか? 』

確かに地震は心配だけど

みんな気にしてるのかな?

最近は地盤等、気にする方が

多くなってきましたね!

みなさんお部屋を探す際に、
「ここは地震に強い地域なのか?」と、
考えたりしますか?

私自身、今まであまり考えたことは、
ありませんでした。

しかし、最近お客様のご希望を伺っていると、
地盤等、地震に関して質問されることが、
多くなってきました。

やはり首都直下型地震など、
かなりの方が不安に思われているようです。

 『 地震にエリアって関係あるの? 』

よく築年数とか構造とかは

地震に関係するって聞くけど

エリアに差はあるのかな?

めちゃくちゃあります!

地震に関しては、
築年数や構造など建物自体のことを見がちです。
ですが、エリアも重要です。

例えば…

地震の危険度ってエリアにも関係ある?

自分が住んでいる物件が安全でも、
周辺の環境・エリアによって
影響を受ける場合があります。

 『 頼れるのは自分だけ 』

最近は地震だけでなく

台風とか色々なことが

起こってますよね・・

全てにおいて言えることですが

やはり自己責任の部分が大きいです

避難をする判断も、適切な情報をつかむのも

地震に関して知っておくのも重要です!

一人暮らしであれば、頼れるのは、
自分自身のみです。

避難するという決断も、
最新の情報を掴むのも、
自分にしかできません。

絶対に安全な場所、というのは無いかもしれませんが、
安全性がなるべく高い所に住むというのも、
今後重要になってきます。

また、実際に災害があったときの備えも必要です。
防災グッズを持っている方も多くなってきています。

まだお持ち出ない方は、こちらからご覧ください。

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【一人暮らしと地震】地震に関する地域危険度測定調査

 『 地震に関する地域危険度測定調査とは? 』

どのあたりが安全とか

何を見れば良いの?

東京都では、約5年ごとに地震の
地域危険度を調査しています!

この地震の地域危険度調査を基に、
エリアで分けて説明します。

気になる方は、誰でも見れますので
ホームページをご覧下さい。

東京都都市整備局ホームページ

この調査は、約5年ごとに実施されています。
最新の調査は、8回目の調査です。

約5年ごとで、8回目の調査ということは、
だいたい40年前くらいから調査しています。

都内の5,117町丁目について、
以下の危険度を出しています。

地震の地域危険度調査

また、指標としてランクを設定しています。
ランクは、1~5段階になっています。
ランクは、1に近づくほど危険度が低く、
5に近づくほど危険度が高くなります。

【一人暮らしと地震】地震に関する地域危険度測定調査の結果

 『 建物倒壊危険度 』

まずは建物倒壊危険度です!

自分が住んでいる建物の話しですか?

それもありますが、
そのエリアに建っている

他の物件も含まれます!

建物倒壊危険度は、
地震の揺れによる建物の倒壊や、
建物が傾いたりする危険度の度合いです。

そのエリアに建物が、どれくらい密集しているのかや、
そのエリアに建っている建物が、
新しいのか古いのか調査しています。

では早速、ランキングを出します!

ただ、すべて出すと数が膨大になるので、
危険度が最も高い、1~5番目までを出します。

建物倒壊危険度が高い地域ワースト5

危険度が高いのは、
地盤が谷底低地や沖積低地という地域でした。
■谷底低地
そのまま谷の底という場所。谷の底は色々なものが堆積するので軟弱な地盤となる
■沖積低地(ちゅうせきていち)
新しい年代に作られた地盤。元も河があって堆積物で出来た地盤。軟弱地盤。
建物が密集しているかどうかは
しっかりと見学時に確認しましょう!

 『 火災危険度 』

次は火災危険度です!
出火や延焼の危険の度合いです!

延焼は分かりますが

出火しやすい建物って

分かるんですか?!

高圧ガスがある施設や

火器を使用する施設かで

判断しています!

火災危険度は、分かりやすいでしょうか。
出火や延焼の危険度となります。

火器器具等の使用状況や、
危険物を取り扱う施設があるなどから、
調査を行っています。

こちらも全てのエリアを出すと、
数が膨大になりますので、
危険度が高い、1~5番目までを紹介します。

火災危険度が高い地域ワースト5

危険度が高いエリアは、
耐火性の低い木造物件が密集しており、
延焼遮断帯が未形成の地域となっています。

延焼遮断帯はその名の通り、延焼を遮断するもの、
例えば大きな道路があれば、延焼は止まります。
こういった大きな道路のことです。

【火災危険度の重要な要素】
■建物が密集していないか
■適度に公園や大きな道路があるか

この部分もしっかりと
見学時に見ておきましょう!

 『 災害時活動困難度 』

次は災害時活動困難度です!

文字を見ても

すごく重要そうですね!

災害が起こった後に
救助や消火活動が

しやすいかどうかですね!

災害時活動困難度は、
災害が発生した際の、
危険な地域からの避難や、
消火・救助活動がしやすいかどうかです。

危険度の出し方ですが、
こんな時は危険度が高くなります。

【災害時活動困難度が高くなる場合】
①災害発生
②救助を求める人がいる
③消防車出動
④マンションの近くまで行こうとするも
 建物が密集しており、近くまで行けない

こういった場合、危険度は高くなります。

こちらも危険度が高い、
1~5番目のエリアを紹介します。

災害時活動困難度が高い地域ワースト5

こちらも実際に見学に行った際に、
周辺にしっかりと広い道路があるか、
確認してみましょう!

 『 総合危険度 』

最後に今までのものを総合した

総合危険度をご紹介します!

こちらも危険度が高い、
1~5番目をご紹介します。

総合危険度が高い地域ワースト5

こちらは総合ですので、参考として下さい。
重要なのは、どちらかというと
総合ではなく、個々の項目です!

 『 地域危険度の確認方法 』

お部屋を探すときに

何をどう見れば良いのでしょうか?

エリアの危険度の確認方法を

まとめてみます!

募集図面を見て判断する部分と、
実際に現地を見学した際に、
判断する部分があります。

エリアの危険度確認方法

建物の心配だけでなく、住むエリア・地域も、
しっかり確認しておきましょう!