ワクワクな気持ちもありながら、
ちょっと面倒くさいという気持ちもある、
「引越し」というイベント。
引越しに関して、こんなご質問をいただきました。
上京予定で、お部屋を探しています。
引越し繁忙期は、費用が高いと聞きます。
なるべく安くしたいので、
引っ越しの閑散期を知りたいです。
最近、引っ越し難民という
フレーズを耳にしました。
引っ越し難民って、何ですか?
ここ数年、『引越し難民』という言葉を良く聞きます。
解決策がないので、まだ続くと予想されます。
今回のお悩みを整理すると、こんな感じです。
・引っ越し難民になりたくない
・引っ越しをスムーズに行いたい
⇒ 引っ越しの閑散期を知りたい
こちらのお悩みに対しての回答は、
です。
早速説明していきます!
◆この記事を書いているのは…
■大阪府出身・東京都在住
■不動産売買(土地・建物)営業:約4年
■賃貸不動産営業・管理 :約8年
今までで500組以上の方々の
お部屋探しをお手伝いしてきました。
入居対応(騒音など)も行っています。
自分の部屋探しの経験も踏まえて解説!
【引越しの閑散期はいつ?】引越し難民とは?
『 引越し難民とは? 』
ニュースでよく聞くけど
引越し難民って何のこと?
思うように引越しができないことです!
『引越し難民』とは一体何なのでしょうか。
簡単に言いますと、さまざまな理由により、
引越しが、思うようにできないことです。
トラック運転手の人手不足や、
引越しが、3月から4月にかけて集中するために、
・手配ができなかったり
・見積もりが高くなったり
します。
スムーズに引越しできなくなった、
多くの方々のことを「引っ越し難民」と言います。
『 なぜ3月に引越しが集中する? 』
前から思ってたんですけど
なんで3月に引越しが集中するんですか?
4月で環境が変わる人が多いからですね!
なぜ3月に集中するのか?
これは4月から環境が変わるからです。
こちらをご覧下さい。
こちらの表は、どれくらいの人が移動したか、
つまり、「引越し」したのかをまとめたものです。
ご覧いただくと、
3月・4月が他の月と比べ、圧倒的に人数が多い
ということが分かります。
次に、「東京都のみ」で見てみましょう。
こちらは「東京から都外」または「都外から東京」へ、
どれくらいの人が移動しているかの調査結果です。
こちらも3月・4月が多いです。
例えば社会人ですと、新卒で入社した場合、
3月に引越しすることが多いですよね。
学生であれば、4月から入学しますね。
その為、3月の引越しが多くなります。
【引越しの閑散期はいつ?】『引越し難民』の解決策
『 解決方法①:時期を早める 』
どうやったら引越し難民に
ならずに済むんだろう?
いくつか解決方法をお伝えしますね!
まず1つ目は『時期を早める』方法です
解決先は、いくつかあります。
また、各解決方法のデメリットも説明します。
ピークの時期を避けて、
自分の引越しの日程を、早める方法です。
3月~4月の引越しピークの時期を
避けるということですね。
国土交通省も、時期の分散を推奨しています。
ただデメリットもあります。
■デメリット1.物件が無い
環境が変わる、3月にお部屋を探す方が、
多いということは、逆に言うと
退去する人も多いということです。
この時期を避ける、
例えば、1月入居のお部屋を探す場合は、
どうでしょうか。
1月から環境が変わって退去する人は、
3~4月に比べ少ないです。
その為、空く予定のお部屋は
そんなに出てこないでしょう。
つまり3月に比べ、募集数は少なくなります。
■デメリット2.少しだけ時期をずらしても効果が無い
3月入居を、2月にずらしたとしても、
大幅な効果は期待できません。
他の人も、時期を避けようと考えます。
そして、皆さん大幅にはずらしません。
なぜなら、早めにしてしまうと
その時期から、家賃が発生してしまうからです。
時期をずらすのであれば、
1月や4月後半にずらすべきです。
■デメリット3.未入居で家賃を支払うことになる
4月から転勤・入学であれば、
入居の時期が、決まっていることになります。
早めに契約してしまうと、入居していないのに
家賃を支払うことになります。
『 解決方法②:家具家電付きのお部屋 』
2つ目の方法は『家具家電付きのお部屋』
に入居するという方法です
家具家電付きって聞いたことあるわ!
2つ目の方法は『家具家電付きのお部屋』に
入居するという方法です。
最近、お部屋に家具家電が付いている
物件も多くなってきました。
家具家電付きだと、引越しの荷物は少なくなります。
まずは、生活に必要なものが揃っていると、
残りのものは、入居してから購入すれば良いです。
家具家電付きのお部屋に関しては、
・退去時に返還しなければならないもの(レンタル)
・そのまま自分の物になるもの
があります。
■デメリット1.選べるお部屋が少ない
最近、家具家電付きが増えてきましたが、
まだ物件数は、多くはないです。
数が少ないので、
場所やスペックがある程度限定されます。
■デメリット2.物件によって利用料が必要
・レンタル料を支払うパターン
・家賃に上乗せされているパターン
があります。
月々にレンタル料金が必要な場合は、
どれくらいの期間、住む予定なのか
トータルの金額を比較しましょう。
また、家賃に上乗せされているパターンを
どう見分けるか、という問題ですが、
これは、同じエリアの同スペックの物件と、
家賃を比較するしかありません。
その上で、自分で購入して配送してもらう費用と
比較しなければなりません。
■デメリット3.好みに合わないかも
自分で選べるわけではないので、
好みのものでない可能性があります。
また、新品でない場合もあります。
家具家電付きのお部屋が、得か損かについては、
こちらをご覧ください。
『 解決方法③:自分で引越し作業する 』
3つ目は『自分で作業する』という方法です
友達とかに手伝ってもらう方法ね!
3つ目は『自分で引越し作業する』という方法です。
私もやったことがあります。
家族や友人に頼んで、自分たちで引越しを行う方法です。
車が必要となります。
自分で引越しを行う場合は、
しっかりと予定を立てることが必要です。
例えば住み替えの場合は、
今住んでいるお部屋の解約日と、
次の住まいの契約開始日を、
調整しなければなりません。
思ったよりも引越し作業がかかり、
解約日に間に合わない場合には、
明け渡し遅延による損害金などを
支払わなければならない可能性もあります。
また、この方法は、ある程度今の住まいと
次の住まいの場所が、近くなければなりません。
■デメリット1.何か壊れるかもしれない
引越し屋さんはプロです。
割れ物等を、しっかり扱ってくれます。
お部屋の中だけでなく、共用部(廊下やエレベータ)も
キズが付かないように、しっかり行ってくれます。
自力での作業は、
この辺りも気を付けなければなりません。
引越し用の段ボールなども自分で用意
する必要があります。
■デメリット2.1回ではなかなか難しい
大型のトラックを運転できれば、
1度で、たくさんの量を運ぶことができます。
ただ、自分の周りに大型トラックを運転できる人は
なかなかいないと思います。
小さい車だと、搬入できる荷物の量も限られるので
何度か往復する必要があります。
そうなると、1日では終わらない可能性が出てきます。
■デメリット3.単純に疲れる
荷物を移動させるだけだったら、まだ良いですが、
荷物を部屋まで持っていく作業や、
ダンボールを空けて、荷物整理する時間も必要です。
すごく疲れます。
『 解決方法④:家具家電レンタルサービス 』
4つ目は『家具家電レンタルサービス』です
家具家電付きではなくて?
4つ目の方法は、
『家具家電レンタルサービス』を
利用するという方法です。
先ほど説明した、家具家電付きのお部屋とは異なります。
家具家電付きのお部屋は、
オーナーが購入した物や、管理会社が用意した物です。
こちらの家具家電レンタルは、お部屋とは関係ない会社で
「家具家電を借りる」という方法です。
サービスの中には、家具のみをレンタルできる会社と
家具家電どちらもレンタルできる会社があります。
家具のみのレンタルサービスに関してはこちらをご覧下さい。
色々なサイズや装飾から自分で選べます。
■デメリット1.ピークはある
それはやはり引越しピークの時期です。その為、こちらも早めに依頼する必要があります。
配送料無料もあれば、別で必要になる場合もあります。
利用料が必要です。
先ほどの『家具家電付きのお部屋』と同じで、
トータルの金額を見て比較する必要があります。
ただ、先々また住み替える可能性があるのであれば、
次の引越しが楽になります。
■デメリット3.サイズを自分で確認する
実物を見るわけではないので、お部屋に合うかや、
サイズを確認しなければなりません。
ただこれは、購入した場合も同じです。
【引越しの閑散期はいつ?】最終的にどれが良いの?
色々な解決方法があったけど
どれが良いのかしら・・?
色々あるので自分に合った解決策を
探してみましょう!
まとめると以下となります。
⇒ピークの2~4月を避ける
■引越し時期が2~3月で決まっている方
⇒家具家電レンタルや家具付きのお部屋を検討
自分がどんな生活にしたいか、
また、今後どのような生活をしていくのか、
それによって、合う解決方法は異なります。
ただ、そのデメリットを知っているか、
知らないかは大きな違いです。
事前に知っておけば対策もできます。
まずはしっかりと、事前知識を持つことが重要です。
まずは、
■自分にとってベストな引越し時期はいつか
■どれくらい入居する予定なのか
最低でも、この辺りはしっかりと確認しておきましょう!
もちろん『引越し会社を利用する』という方法も、
絶対にダメというわけではありません。
こちらも色々なメリットがあります。
引越し会社を利用する場合は、
まずは見積もりを取ってみましょう!