
どんな所に気を付けた方が良いのか、
防犯対策はどんなものがあるのか知りたいです。
・お部屋のどの部分に気を付ければ良いか?
・自分で出来る防犯対策が知りたい

私は東京で約10年、賃貸不動産の紹介と管理をしています。
今までで500組以上の方のお部屋探しをお手伝いしました。
その経験から色々な情報をお伝えします。
個人のブログなので会社のサイトに
誘導したりしないので安心下さい!
初めて東京で一暮らしをする方は特に
まずはできる限りの防犯対策をしましょう!
備えておいて損はないです。「お部屋のどの場所を気を付ければよいの?」
という質問ですが、答えは『まずは窓、その後玄関』です。
こちらに関してはデータがあります。
一人暮らしの防犯で気を付ける場所
窓侵入窃盗の侵入口としても最も多いのは窓です。
このデータは、以下の著作物を改変して利用しています。
「住宅対象侵入窃盗の発生状況/住宅対象侵入窃盗の侵入口」東京都・警視庁
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示4.0国際(https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja)
こちらをご覧頂くと全体の約56%が窓からの侵入です。
その為、まずは窓の空き巣対策が必要となります。
『 窓の空き巣対策 』
窓の空き巣対策は、いくつかあります。
②防犯フィルム
③ホームセキュリティ
『 補助錠 』
窓には鍵が付いておりますが、それを補助する鍵です。
こちらのようなものです。
2つ購入して上下に付ける方もいらっしゃるようです。
窓を割られて、窓の鍵を開けられても、
こちらの補助錠ががっちりと閉めてくれるので安心です。
ただ、デメリットとして鍵を無くしてしまうかも知れない点と
災害時にすぐ外に出られない点が挙げられます。
『 防犯フィルム 』
こちらは窓が簡単には割られないというものです。
窓にシートを貼ります。
そうすることで、空き巣が窓を割って鍵を開けて侵入しにくくします。
侵入しにくくするもので、侵入できなくなるものではありません。
ただ、空き巣は侵入に手間取るとあきらめることも多いです。
窓が割れにくいと、その分時間がかかるので対策となります。
デメリットとしては、自分でしっかりと貼らなければならないという点、
そして侵入を防ぐものではないということです。
東京の空き巣などの犯罪状況
防犯と言っても、犯罪の手口・侵入経路などは様々です。
これに関しては警視庁が出しているデータがあります。
『 東京都内の侵入窃盗発生件数の推移 』
東京都内で発生した侵入窃盗の犯罪の発生件数がこちらです。
区分 | 平成26年 | 平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 |
侵入窃盗件数 | 6925 | 6324 | 5230 | 5237 | 4575 |
このデータは、以下の著作物を改変して利用しています。
「侵入窃盗及び、住宅対象侵入窃盗の件数」東京都・警視庁
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示4.0国際(https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja)
平成30年の発生件数は、4,575件で前年よりも下がっています。
皆さんの空き巣などの犯罪に対する意識が
高まっているのが理由の一つかも知れません。
最近では防犯グッズも色々あります。
『 侵入窃盗の手口別発生状況 』
こちらは発生した侵入窃盗の犯罪の手口がどんなものかです。
こちらのデータをご覧下さい。
このデータは、以下の著作物を改変して利用しています。
「侵入窃盗の傾向/侵入窃盗の手口別発生状況」東京都・警視庁
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示4.0国際(https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja)
空き巣が全体の約39%と、とても高い割合になっています。
空き巣は家に誰もいないときの犯罪です。
家に誰もいない時間が長い一人暮らしの方にとっては
無視できない数字ですね。
『 侵入窃盗の場所別発生状況 』
簡単に言いますとどんな住まいで発生しているかというデータです。
こちらをご覧下さい。
このデータは、以下の著作物を改変して利用しています。
「侵入窃盗の傾向/侵入窃盗の場所別発生状況」東京都・警視庁
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示4.0国際(https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja)
一戸建てが約26%、その他の住宅が約20%、中高層住宅が約11%です。
中高層住宅はタワーマンションを想像してしまいますが、
これは4階建て以上の住宅としています。
つまり、アパートやマンションで発生した割合は約30%となり
一番多い数字となります。
『 データのまとめ 』
以上のことから下記のことが言えるのではないでしょうか。
『マンションなどの集合住宅での空き巣被害が多い』
このことから過敏とはならなくとも、
防犯意識を持つことや、空き巣などの対策は
一人暮らしの方は特に必要であると思います。
一人暮らしの居留守
皆さんは居留守はしますか?
私はたまにします笑
予期しない・予定にない来訪者は、
何かの勧誘かな?と思って出ないことが多いです。
『 居留守は良いのか?悪いのか? 』
先ほどのデータにある通り、空き巣が多い現状です。
空き巣は人が部屋にいないから空き巣となります。
空き巣犯がインターホンを鳴らして、
人がいるかいないかを確認することもあるかも知れません。
逆に女性の一人暮らしの場合、応答するのが女性の為
女性が住んでいると気づかれることもあるかも知れません。
その為、どちらが良いとは一概に言えない所でもあります。
『 TVモニター付きインターホン 』
最近では賃貸物件でもTVモニター付きインターホンが
付いている物件も多くなりました。
一人暮らしを検討されている女子の方で
TVモニター付きインターホンが付いているのが条件
という方も多いですね。
来訪者が来た場合でも、すぐに玄関扉を開けるのではなく
しっかりとモニターで確認しましょう。
『 TVモニター付きインターホンが無い 』
音が出るのみのインターホンの場合は、
玄関扉を開ける前に、まずはしっかりとドアスコープで確認する。
そして、玄関扉を開ける際もチェーンロックをかけて
開けるようにしましょう
・それでも玄関を開けるのが怖い
・やっぱり誰か確認してから開けたい
・化粧をしておらず髪がボサボサで出たくない
という方は、モニター付きドアカメラがおすすめです。
賃貸の場合は、現在付いているインターホンを
勝手に取り換えることはできません。
元々あるインターホンと連動するドアカメラがあります。
こちらだと呼び出し音に連動して、モニターで来訪者を確認できます。
また、録画もできます。
価格は2万円を超えますが、引越しても持っていけるので
長い目で見ればそこまで高くはないのではないでしょうか。
窓や玄関の防犯対策まとめ
色々な防犯対策をご紹介しました。
玄関・窓の具体的な防犯対策はこちらです。
是非、防犯意識を高めて
空き巣被害と無縁な生活を過ごしましょう。