熱帯魚や亀などはペットに入るのでしょうか? ペットの飼育についてこんな質問を貰いました。
今回はペットに関してのお悩みです。 まとめるとこんな感じです。
こんなときどうするか。
答えは『管理会社(オーナー)に相談する』が正解です。
早速説明していきます。
◆この記事を書いているのは…
■不動産売買(土地・建物)営業:約4年
■賃貸不動産営業・管理 :約7年
今までで500組以上の方々の
お部屋探しをお手伝いしてきました。
自分の部屋探しの経験も踏まえて解説!
ペットはどこまでがペット?
『 契約書は何と書いてあるか 』
物件の詳細が書いてある『募集図面』に ペット不可と書いてある物件と そうでない物件があります。
書いていない物件がペット飼育可というわけでなく
だいたいの物件がペット飼育不可となります。
これは単なる口約束だとかではなく しっかりと契約書や重要事項説明書にも書いてあります。 例えばこんな感じで書いてあります。
①犬・猫・ハムスター等の小動物、臭いを残す恐れのある観賞用の魚類・小鳥等の飼育・餌付けをすること及び 一時的に持ち込むこと
②犬猫等動物の飼育(一時的に預かる場合も含む)
このような感じで書いてあります。
これは『禁止事項』という項目に 書いてあることが多いです。
『禁止事項』ですので、これを破ってしまうと 最悪の場合、契約の解除になる可能性もあります。
『 ペットはどこまでがペット? 』
この契約書に『ウサギ』は書いてないから 大丈夫だろうと思った方は注意してください。
先ほどの『禁止事項』の文章で、 よく見ると「等」と書いてあります。
犬・猫・ハムスター等の小動物、臭いを残す恐れのある・・
ここが難しい所ですね。
この『等』の中にはどの動物が含まれるのか・・
生き物がだめなのか? では、植物は生き物に入るのか?
これに関しては明確な正解はありません。
ただ、基準は【害を及ぼすか】という点です。
害を及ぼすというのは、純粋に襲うという意味もありますし他の意味もあります。
例えばこんなものです。
●鳴き声がうるさく、まわりの人の迷惑となる
●嫌な臭いがする
●隣の人が動物アレルギーを持っている など
上記は同じ建物に住んでいる人や建物の周りに住んでいる近隣住民がどう感じるかということです。
物件のオーナーからすると、 近隣住民とは仲良くしたいし、住んでいる方には ずっとトラブルを起こさずに 住んでもらいたいと思っています。
もしペット可にするのであればオーナーが 近隣住民に説明する必要があるかも知れません。
このように労力を使ったり、 トラブルの原因になる可能性もあるので ペット不可の物件が多いのが現状です。
もしバレたらどうなるか
『 一日預かるのはOK? 』
友達に「旅行に行くから1日だけペットを預かって!」と頼まれることもあるかも知れません。
「自分で飼うわけではないし、一日だけなら良いか」 と、安請け合いしてはいけません
最悪の場合、契約解除となる可能性があります。
『一日だけ』『数時間だけ』『数分だけ』 これらは当事者だけの理屈であり、 他の人からすると時間は関係ありません。
ペット不可の物件は、建物内に入れてはいけないと思っておきましょう。
『 もしバレたらどうなる? 』
もし建物内にペットを入れたことが バレた場合、どうなるのでしょうか。
最悪の場合、『契約解除』となります。
つまり退去しなければならないということですね。
ペット不可という契約で入居しています。
その上でペットを飼うことは契約違反です。
ただ、「まあ退去するぐらいなら良いか」と 思う方がいらっしゃるかも知れません。
退去するだけでなく、他の費用が必要な場合もあります。
それは原状回復費用です。
原状回復とは簡単に言うと、借りている人の責任によって 生じたキズなどの復旧のことです。
ペットは人間と違って、 「ここはキズを付けてはいけない」などが分かりません。
壁などにキズを付けてしまう可能性があります。
その場合は、ペットのせいと言って ペットが原状回復費用を支払うわけではありません。
そのお部屋をしっかりと管理しなければならないのは そのお部屋の借主です。
このようにペットを飼うことによって 一人で住んでいた場合よりも 原状回復の費用が高くなる可能性があります。
原状回復費用は敷金から差し引かれますが、敷金を超えた場合は、超えた分を追加で 支払わなければなりません。
このように追加で色々な費用がかかる可能性があるので ペット禁止の物件でペットを飼うのはやめましょう。
まずは相談してみよう!
『 まずは相談してみよう! 』
ここまで『契約解除』など恐いことを言ってきましたが、 絶対に生き物を飼ってはダメということでもありません。
物件によって、オーナーによって OKな場合とダメな場合はあるかと思います。
まずは管理会社やオーナーに相談してみましょう!
ただ、飼ってから相談するのはダメです。 飼う前に相談するようにして下さい。
また、ペット飼育可能な物件もありますので 「今ペットを飼っている」 「今後ペットを飼うかもしれない」 そんな方はペット飼育可能な物件を検討してみましょう!
ペット飼育可能な物件を探す
物件の中には、大切なペットと暮らせるものもあります。
ペット飼育不可の物件で、バレるのを怖がりながら 暮らすのはペットにとっても良くありません。
そんな場合はペット飼育可能な物件を探しましょう!
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